融通とお返し。
融通
今日スターバックスで、急いでコーヒーを買いに行ったときのこと。
「すみません!バスが来ちゃうんですが、カフェミスト3分くらいで出来ますか?」
って聞いたら「はいっ!大丈夫です!」と。
店員さんたちがみんな「こちらのカフェミスト急ぎで!」と、一人先に待っていらっしゃる方がいたのに、
「順番が前後して申し訳ありません。こちらのカフェミストをお先にお出しさせて頂きます」
と言って嫌な顔ひとつなく、本当に素早く作って出して下さいました。
先に待っていらっしゃった方に「すみません」と断りを入れたところ、「いいえー」とこちらも心地よいお返事。
なんかこういうのに心が温まるわたしです。
融通が好きなのです。
根っこがわがままなせいもあり(泣)、普段ならしないんだけど特別に、とか今回だけはとか、えもぷちゃんだからね〜、と言われる事にめっぽう弱いです。
お店の評価もそれだけでぐん!と上がるし、人との関係もそう言ってくれるともっと仲良くなりたいって思います。
ただ、やり過ぎは禁物。恋愛では彼の優しさに漬け込んでどんどんわがままを言った結果、おかしくなってしまいました。
お返し
これまでのいろんな失敗を経て、最近は特に何かをして頂いたら、お返しをすることを心がけています。
何かを頂いたら、してもらったら何かを返す。友人関係でもお店とお客さんの関係でも、そういうのって大事じゃないかなって思うんですよね。
すごく些細なことでも、今日とてもスターバックスで気持ちがいい思いをしたので、次に今日の店舗に行った時には、たまに買うインスタントコーヒーをその店舗で2つ買おうとか、何かをサービスしてくれたレストランは次に行ったときに、ちょっと奮発したものをオーダーするとか。
いつもご馳走になるお友達には、何かのタイミングでちょっとしたものをプレゼントするとか。
お金の問題だけでもなくて、友人から何かしてもらったら自分なりに何かをしてあげる、そういうことを大事にしていこうと思っています。
人間もらってばかりではだめ。ちゃんとお返しをしないとね、という
世の中、あったりまえでしょーという「融通とお返し」が最近やっと身に染みてきたような気がしているのです。
ただ、特に人と人との関係では、お返しの分量もやり過ぎでも足りなすぎでも相手に失礼になってしまうので、いろいろ考えないといけませんね。
「〇〇ちゃんにお祝いを送ったら、お返しにこんなもんしかくれなかったのよ」
「ご祝儀に3万円も払ったのに今日の式と引き出物はないわー」
逆もあり、
「プレゼントしたら同じ位のものを返してきたわよ。馬鹿にされてるのかしら」
なんていう会話はこの年になると何回も聞きます。
人間関係を壊す原因のひとつも「私ばかりが、俺ばっかりが尽くしたのに相手はなんにもしてくれない!」というものですよね。さすがに人間関係で逆の「相手ばっかり尽くしてくていやだ!」っていうのはないけど。
融通とお返し。ほんとに大事だよなぁ。
そんな些細なことで人とぎくしゃくしたくないので、きちんと常識を身に着け、同じような考えの人と付き合っていきたいのですが、
こういうのは教科書に書いてあるものでもないし、「価値観」と言われればそれまでなので難しいです。
ただ、常に何かしてもらったらできることでお返しようという考えが頭の端っこにあればきちんとした対応ができるかな、とも思います。
スターバックスのお陰で改めて「融通とお返し」について考えさせてもらえました。
ありがとう。スターバックス!
おしまい。