第2回マンガ選手権「野望」
仕切り直し!マンガ選手権
先日開催されたマンガ選手権ですが、ぐだぐだな結果で終わってしまったので先日仕切り直しで第2回を開催しました。
第1回は「どれもよかったんだけど、何回も読み返したい作品はSFのやつなんだよなー」と言った一言によって、優勝は藤子・F・不二雄さんの『SF・異色短編』となってしまいました。
人の普段見えない嫌なところや、大人になるにつれ失ってしまったものが描かれていてなかなか深い作品でした。
今回のテーマは野望!
マンガをほとんど読んだことがないわたしにマンガ大好きの男友達3人がおすすめのマンガを選んでくれて、それをわたしが評価するというこの企画。
今回は「野望」というテーマに沿ったものをみんなが選んでくれました。
エントリーしたのはこの3冊です。
『BANANA FISH』
『オッス!トン子ちゃん』
『パノラマ島綺譚』
採点基準。
今回は前もってちゃんと採点基準を準備していきました。
採点基準はこちら。それぞれ20点ずつの100点満点で評価しました。
20 /ストーリー展開
20 /テンポの良さ
20 /絵の上手さ
20 /もう一度読み返したい度
20 /今回のテーマ「野望」に合致しているか
私の中のランキングはこちらでーす。
第1位 パノラマ島綺譚 87点
19/20 ストーリー展開:
さすが江戸川乱歩が書いたものだけある!素晴らしい。
16/20 テンポの良さ:
なんなら素晴らしい作品過ぎて、テンポが良すぎて物足りない気持ち。もうちょっと長くしても飽きさせず、いいと思う。
17/20 絵の上手さ:
昔風の絵がレトロで素敵。ハダカの描写もなんだか芸術っぽく見える。
16/20 もう一度読み返したい度:
すぐに読み返したいっていうわけではなくて、何ヶ月か心のなかでしまっておきたい感じ。すごくよかった。
19/20 「野望」に合致しているか:
ザ野望!超合致してる!
本当はもうちょっと点数を付けてもよかったのですが、他との兼ね合いであまりにもこの作品に高得点をつけてもほかがかわいそうと思い、少し得点調整しました。
これまで読んだマンガの中で1番かもしれないです。マンガに慣れていない方でも楽しめると思います。
第2位 オッスとんこちゃん 61点
10/20 ストーリー展開:
うーん、何がしたいのか、いいたいのか。なんかださい。
17/20 テンポの良さ:
読みやすくてこれはいいね。
14/20 絵の上手さ:
人物はタッチ的な感じ?レンブラント、岡本太郎などの芸術作品の描写、金八先生の似顔絵が上手だった。
15/20 もう一度読み返したい度:
お話的には大したことないけど、画家についての情報があるから、あとでそこだけ読んでみようかな。
5 /20「野望」に合致しているか:
してないでしょー。なんでこれを選んだの?
太ったハタチくらいのフリーター、とんこちゃんのお話です。近所のカフェのマスターに恋したり、マスターの友達から告白されたり、とんこちゃんの日常について書かれています。
これを選んだK君は、「オレっていかに野望がないかってことがわかったよ」と嘆いていました。かなりテーマに合った作品を選ぶのに苦労したそうです。
週3回介護施設で働くK君。がむしゃらに働いて稼ぐというのはオレには向いてない!ときっぱり言い切り、あくまでも将来の夢は「主夫」。
転がり込んで同棲中の彼女に、毎日お弁当を作ってあげいていることを嬉しそうに話す彼は、ある意味楽しそうです。
第3位 BANANA FISH 57点
18/20 ストーリー展開:
まぁ続きは気になるよね。着目点はいいと思う。
10/20 テンポの良さ:
なんだか回りくどい感じ。もうちょっとコンパクトにしたほうがいい。
4/20 絵の上手さ:
やばいくらい下手。1番のネック。なんなのこれ。。
9/20 もう一度読み返したい度:
うーん。。絵がさー、、
16/20「野望」に合致しているか:
まあまあしてるっちゃぁしてるね。
もともとサリンジャーの短編集ナイン・ストーリーズを読んでいたので"BANANA FISH"という言葉は聞いたことがありました。
だから着目点としてはすごく面白いと思ったのですが、なんせ絵が下手で合わないと思いました。
友達も「好き嫌いが分かれる絵」だとか、わたしが読んだのが1巻だけだったので「これからどんどん上手になるんだよ」と言っていました。
マンガってストーリも絵も影響するから大変だよなぁ。
まとめ。
月一で開催が決まっているマンガ選手権。次回は3月末に開催です。
テーマは「スポーツ」。どんなマンガが送られてくるのか今から楽しみです♪
つづく。