えもぷのまだまだ頑張る日記。

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独身30代女性が人生をバラ色にするため、日々頑張っている日記です。 何もお役に立てませんがよろしくお願い致します。

がんじがらめ。

がんじがらめになっている。

先日銀行に大学から借りている奨学金の返済をした時のこと。
振込用紙を窓口に持っていって、かつ現金でないと支払いができないので、銀行の窓口に行ってきました。


窓口「10万円を超える現金のお支払のため、用紙に書いてある振込人と同一人物であるご本人確認が必要です。」「身分証明書を見せてください、または、当銀行に口座をお持ちですか?」
私「口座?はい持ってます。」
窓口「では、口座を証明できるものを見せてください」
「え?(なんかやだ。)身分証明書でもいいんですよね?免許持ってます」
窓口「免許証とだと、勤務先情報等、様々な情報を書いてもらわなければなりません。」
「え?勤務先?なんで?」
窓口「だから、口座のキャッシュカードでいいんで見せてください」
私 渡す。
窓口 パソコンでなにかをチェック。
窓口「はい、確認が出来ました。支払い処理します。」

 

ね、これなんで意味あんの?何のための確認?勤務先って何よ?
同一人物確認って、例えば、息子の大学の学費は、お父さんは払えないの?支払人名は大学に通う人の名前になってるよね?10代の子に100万円以上のお金を渡して本人に銀行に行けっていうのかな。
(今回はあくまでも奨学金なので、もしかすると学費の払込は違うかもしれませんが)

振り込め詐欺とか海外カードの不正使用とか国際的マネーロンダリングとか色々な問題はあると思うけど、大学への振込に本人確認ってなんの意味があるんだろう。

もしかしてどこからかお金を盗んだ人が他人の学費を払う可能性があるって考えてる?それとも大学をマネロンに使っていると考えているの?

どうして大学側も普通にネットバンクとかから振込できるようにしないのかはよくわかりません。現金の振込にこれほど厳重なチェックがあるのだから、現金で振り込まなくても済むような手段を取るべきじゃないのかなぁ。と。
ネットバンクからの振込なら、簡単に振込人名変えられるし、本人確認もなにも本人しかアクセス出来ないものなんだから。

ちなみに、税金の現金での支払いは何十万円だろうと、本人確認なんてされないらしい。
税金払うのとも、大学に学費を払うのもオレオレ詐欺さんに現金を振り込むのもマネロンするのも、同じ振込。どうせなら全部「確認する」に統一すればいい。
逆に統一しないなら税金とか教育機関とかは「確認しない」くくりにすればいいのではないかと思います。

前に、銀行にコンビニでも銀行でも払える支払い用紙を持っていったら「手続きが面倒なので、コンビニで支払われたほうがいいと思います」
って言われたこともある。なんだかなぁ。
同じ振込用紙なのにちゃんとした金融機関よりも、メインビジネスじゃなく収納代行してるコンビニのほうが簡単に支払いできるなんて、へんなのー。

 

最近、今回の身分証明書の件も含め、餅つき大会を禁止にする、とか一昔前のレバ刺し禁止、のようにちょっとしたリスクのために国民、住民全員の生活がだんだん規制されていって、以前より住みにくくなっているのじゃないかなって思うのです。

「外でついたお餅を高齢者が食べると、雑菌で体調が悪くなったり死んでしまう可能性がありますよ」
「雑菌がなくたって、お餅を喉に詰まらせて死ぬ可能性もありますよ」
「レバ刺しも質の悪いものを食べたら命を落とすかもしれませんよ」

という注意喚起を徹底すればあとは自己責任にすればいい。

私は今の日本はいい大人が「○○はだめ」と四方八方から法律や規則でがんじがらめにされるような、変な世の中だと思っています。
まるで、「女子は髪の毛を三つ編みに。靴下は三つ折り、スカート丈は床から○センチ」的なすごく校則がうるさい学校に入学してしまったみたいに。
そこまで規制することってある?と思うことがよくあります。

この流れが続けば、ノロにかかるかもしれない生牡蠣やお餅。毎年怪我人を出すだんじり祭り、最近うるさい!と非難されているらしい除夜の鐘。
これらはいずれは法律で禁じられてしまうのでしょうか。
野生の毒キノコを食べて亡くなった人がいたからって、全員野山のきのこ狩り禁止!となるのでしょうか。
いやいやそれはしないでしょ、という意見もあるかもしれませんが、わたしはあり得なくもない事象たと思っています。

「生活の安全のため」という文句を振りかざし、リスクがあるものを次々に排除してしまっては、我々の生活は何の面白みもない、まさに「平凡」なものになってしまうと思います。
それぞれにリスクがあったとしても、個人個人がリスクをきちんと認識し、受け止め受け入れることによって、日本の伝統や習慣、食文化がいつまでも残っていければいいのにな、と思うのです。

 

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おしまい!